東京すみっこ育児

スカイツリーのお膝元暮らし。墨田区や台東区周辺をメインに育児の話をつぶやいてます。

墨田区内の保育園で食中毒発生!原因はだしパック?未だにはっきりとはわかっていないようです。

f:id:nekohitsuji2018:20201117212341j:image

うれしい保育園 | サービス事業 | ケア21

昨日墨田区の子育て世帯にとって衝撃的なニュースが入ってきました。

東京都は16日、墨田区内の保育園で給食を食べた1~6歳の園児28人に、一時的に腕や顔に発疹などの症状が出たと発表した。都によると、墨田区保健所は、きつねうどんのスープから検出された化学物質「ヒスタミン」が原因の食中毒と断定。給食の調理業者が、ヒスタミンが入っていた市販のだしパックをメーカーによって定められた調理法よりも長く煮て、抽出された可能性があるとみている。

だしパックの煮すぎが原因? 保育園の給食で食中毒 東京(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

産経新聞によると、市販のだしパックを長く煮たせいで原因物質のヒスタミンが抽出された可能性があるというけれど、だしパックを煮すぎただけで食中毒になるの…?と思った方も多いはず。

 

専門家の解説によると

なんだか腑に落ちないなと思っていたら、専門家が解説してくれていました。InstagramTwitterなどで正しい小児のアレルギー情報を提供してくださっている「ほむほむ先生」こと小児科医の堀向健太先生です!

f:id:nekohitsuji2018:20201117224646j:image

看護師のお悩み「医師とのコミュニケーションでモヤモヤする」について現役医師3人に聞いてみた! | 看護roo![カンゴルー]

↑真ん中がリアルほむほむ先生だ!

最近はSNSで正しい情報を提供してくださるお医者さんがたくさんいて本当にありがたい!ドクターの皆さんお忙しい中ありがとうございます!!

 

話を本題に戻しまして、以下引用です。

そもそも『ヒスタミン中毒』という言葉自体が誤解を招きやすい病名ですよね。

というのも、『食中毒』というと、細菌の感染による胃腸炎を思い浮かべます。たとえば、『サルモネラ菌』とか『ビブリオ菌』ですね。

実は食中毒は、細菌の感染だけで起こるわけではありません。

食中毒とは、『食品や飲料を摂取することで起こる健康被害の総称で、微生物・寄生虫・化学物質・自然毒などが原因となる』とされています(※2)。つまり、食中毒は、細菌の感染でなくとも化学物質(食物に残存した洗剤など)や毒物(毒きのこなど)によるものも含むことになるのです。

その食中毒を起こす化学物質にひとつが、『ヒスタミン』です。

本当に『だしパックの煮すぎ』で、ヒスタミン中毒が起こったのか? 医師が考察(堀向健太) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

ふむふむ。保健所は原因物質がヒスタミンであると発表しています。そして、よくある細菌による食中毒だけでなく、今回のヒスタミンのような化学物質による食中毒も存在するということですね。ということで、ヒスタミンによる食中毒であることには間違いなさそうです。

では、食中毒を起こす量のヒスタミンがだしパックから検出される可能性はあるのでしょうか?

 

どれくらいの量のヒスタミンが食品に含まれていると、ヒスタミン中毒が起こりやすくなるのでしょう。

これには個人差がありますが、大人1人当たり22~370mgと報告されています(※6)。

(※6)日本食微生物学会雑誌 2019; 36:75-83.

給食によるヒスタミン中毒の報告では、イワシの蒲焼きで90~3600 ppm、マグロフライで70~2700 ppmイワシつみれで958ppmのヒスタミンが検出されたそうです(※6)。

本当に『だしパックの煮すぎ』で、ヒスタミン中毒が起こったのか? 医師が考察(堀向健太) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

給食によるヒスタミン中毒の実例があるんですね!これは給食のみならず家庭でも他人事ではない話。魚は鮮度とアニサキスくらいしか注意していなかった母にとってはかなり衝撃的(*_*)

 

1) 魚にはヒスチジンというアミノ酸が含まれており、菌による作用でヒスタミンが増えることがある(特に常温)

2) ヒスタミンは一定以上を摂取すると一部のひとにアレルギーと似た中毒症状を起こす可能性が高くなる

3) 魚そのものに、もともと微量にヒスタミンが含まれている(が、多くはヒスタミン中毒を起こすことはない)

4) 保存が不適切だった魚や、アンチョビや魚醤でヒスタミンの濃度が大きく増えヒスタミン中毒が起こった事例が報告されている

5) ただし、魚そのものを摂取しない『だしパック』でヒスタミン中毒を起こすほどのヒスタミン量になるかどうかは十分な検討を要する

本当に『だしパックの煮すぎ』で、ヒスタミン中毒が起こったのか? 医師が考察(堀向健太) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

堀向先生のだしパックによるヒスタミン中毒の可能性についての結論は、再度十分な検証が必要だというものでした。うーむ。

 

f:id:nekohitsuji2018:20201117225714j:image

煮込みすぎ?だしパックで園児28人食中毒 - ライブドアニュース

 

そして堀向先生はツイッターのフォロワーから得た情報と保健所の情報により、今日の午後に追記されています。

食中毒の発生について~墨田区内の保育園で提供された給食で発生した食中毒~ 東京都福祉保健局

検食(きつねうどん、きざみ揚げ)の5検体から8mg/100g、20mg/100gを検出されたそうです。量としてはかなり少ないといえそうですが、『絶対症状がでない』とはいえないという量といえそうです。

一方で、だしパックの残品からはは5mg未満/100gだったそうです。だしパックからの検出は極めて少ない量の検出であり、やはり別の原因も考えていくべきではないかなあと思えました。

本当に『だしパックの煮すぎ』で、ヒスタミン中毒が起こったのか? 医師が考察(堀向健太) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

だしパックよりも他の5検体の方がヒスタミン検出量が多かったという結果。だしパックは無罪!!…とまでは断定できませんが、他の原因があるのではないか?という結論でした。

ということで、長々と書きましたが未だ原因不明!

 

終わりに

同じ幼児を持つ親として、対象保育園にお子さんを預けている保護者の方の気持ちを思うと辛いものがあります。保育園への信頼、子どもの安全、そしてご自身のお仕事や生活への影響などを一気に考えなくてはならない大変な状況であることは想像に難くありません。

症状が出たお子さん方の早い回復を願うとともに、一刻も早く原因が判明し、安心安全な生活が戻ることを願うばかりです。